体験レポ 後編】2025年大阪・関西万博に行ってきた|昼食・パビリオン・お土産・帰路までの実録


【体験レポ 前編】2025年大阪・関西万博に行ってきた|行列・雨・入場までの奮闘へ

1. 昼食エリアの混乱と高額ケバブに驚く

万博内での昼食は、世界各国の料理が集まるフードエリアに向かいました。到着時にはまだ空いているように見えましたが、実はレジの処理が追いついておらず、長蛇の列が発生していました。どうやらこのエリアは今日から営業開始で、日本語対応が不十分なスタッフが多かったことも一因のようです。


我が家は運よく空いている時間帯に滑り込むことができ、トルコ料理のケバブを注文。味は本格的でボリュームもありましたが、1つ1,880円とかなりの高額設定。「美味しいけど高いね」と家族で笑いながら、万博価格を実感しました。

2. 大屋根リングから見た万博のスケール

昼食後、天候がやや回復したタイミングで大屋根リングに上がることに。リングの上を歩くと、万博会場全体が見渡せるようなスケール感に圧倒されます。「でかいね…」と子どもたちも感動している様子。

ニンテンドーワールドやジブリのようなテーマパークではなく、各国や企業のパビリオンがずらりと並んでいるのが特徴。ディズニーのような装飾はないものの、その代わりに未来的・実験的な建築や展示が印象的でした。

3. パレードは意外と静か?関係者中心の印象

14時過ぎ、大屋根リング下のエリアでパレードがあるということで移動。15時半からと聞いていましたが、実際には数分前から準備が始まり、関係者のような人々が歩いてくる形でした。

ディズニーパレードのような華やかさを期待していた子どもにはやや物足りなかったようで、「これだけ?」と首をかしげていました。ただ、装飾された衣装や民族楽器の音などは新鮮で、海外の雰囲気を感じられました。

4. 三井住友館の冒険とミャクミャクハウスでの出会い

今回の万博で事前予約が取れたパビリオンのひとつが「三井住友館」。午後の入場枠で、パレードの見学を終えてからちょうどよい時間帯でした。時間指定制なので、あらかじめ表示されているQRコードを使って受付に向かいます。入場前には簡単な本人確認があり、その後パビリオン内に案内されました。

「深海から火星までの旅」というテーマで展開される展示は、映像と空間演出が非常に凝っており、まさに万博らしいスケール感。最初に潜水艦のような部屋で深海に潜り、次に宇宙船に乗って火星に向かう、という仮想の旅を体験できます。特に宇宙エリアの没入感は圧巻で、子どもも大人も大興奮。体験時間はおよそ30分ほどで、しっかり見応えがありました。

その後向かったのは「ミャクミャクハウス」。こちらは万博の公式キャラクター「ミャクミャク」にちなんだ展示施設で、写真撮影スポットが多数用意されています。特に人気なのが、実物大?ミャクミャクとの記念撮影コーナー。私の身長とほぼ同じくらいで、意外と大きく迫力があります。子どもたちも「ミャクミャクだ!」と大喜び。1グループ1ポーズで一緒に写真が取れます。

ここではミャクミャクの生い立ちが書かれており「ああそういう設定なんだ」万博終わった後の設定が切ない感じ。見た目はかわいくなかったミャクミャクですがこれ読むと親近感がわきます。おすすめの場所です。

5. オフィシャルショップの大行列と1時間の戦い

万博を締めくくる楽しみといえば、お土産探し。公式ショップに入ると、グッズの充実ぶりに目移りするほど。ぬいぐるみ、限定文具、万博デザインのTシャツなどが並び、どれも記念に残したくなる品ばかりです。

ただし問題は買いたい人の数。店の外に2列で行列ができており、待ち時間は30〜60分。店内も混みこみで逆走するのは至難の業。ほしいと思ったら手に取った方がいいです。会計処理は比較的早いのでさっと選べば店内の時間はかかりません。しかし最後の最後に体力勝負を強いられました。ようやく会計を済ませた時は、家族全員が「やっと終わった…」と安堵の表情。

6. 帰り道も一筋縄ではいかない!夢洲からの大回り

さあ帰ろう、と出口に向かうと案内のスタッフから「夢洲駅へは、反対側のゲートから大回りして移動をお願いします」との声。朝入場した場所には戻れず、外周をぐるっと歩いてくださいという誘導。混雑緩和のためとはいえ、かなりの距離です。

炎天下や雨の可能性を考えると、これはちょっとした試練。子どもは「まだ歩くの〜?」とややぐったり。ゲートを出てから駅まで10分ほどかかり、疲労のピークに。電車も満員で座れず、立ちっぱなしのままなんとか移動しました。

7. 関西らしさ満点の晩ごはんと民泊体験

電車内で「晩ごはんどうする?」という会話に。子どもから「551の豚まんが食べたい!」というリクエストが入り、十三駅で途中下車。無事に購入できました。さらに宿のある相川駅で降りると、駅前にたこ焼き&お好み焼きの店を発見。ここでもまた「食べたい」との声で、1パックずつ追加購入。

飲み物がなかったので、近くのコンビニで緑茶と私用に缶チューハイも。結果、晩ごはんは「豚まん・たこ焼き・お好み焼き・お茶・お酒」という、これぞ大阪というメニューに。

宿泊は初の民泊。家族4人で1泊12,000円。ベッド4つ、タオル完備、セキュリティーロック付きで安心感もあり、必要十分。風呂は狭いのでシャワーで済ませました。ホテルに比べて自由度が高く、子ども連れには意外と合っているかも。

ちなみに車は、コインパーキングに不安があったため、イオンスタイルの屋根付き立体駐車場に。料金は1日1,500円。大阪市内でこの価格なら、安い部類だと思います。

8. 今回の万博旅の費用まとめ

項目金額
チケット(前期券×4枚)20,000円
高速代(往復)18,000円
ガソリン代(往復)12,000円
宿代(民泊1泊)12,000円
電車代(往復×4人)5,600円
朝食(1日目SAの朝定食×4人)2,400円
朝食(2日目マクドナルド×4人)1,600円
昼食(約2,000円×4人)8,000円
晩御飯:豚まん2,300円
晩御飯:いなり1,000円
晩御飯:たこ焼き・お好み焼き1,000円
飲み物・お酒1,000円
駐車場(1日)1,500円
合計86,400円

こうして1日を振り返ると、予算オーバーではあるものの、充実感の高い家族旅行でした。おひとり様約2万。万博+関西グルメ+民泊体験という三本立て、しっかり思い出に残りました。

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