- 1. 夢洲駅に到着、最初の試練は「トイレ行列」
- 2. 入場ゲート到着と突然の待機指示、そして雨
- 3. 空港並みに厳しいセキュリティチェック
- 4. QRコード入場はスクショ必須!電波が弱い
- 5. 会場を横断。未来の都市へGO
1. 夢洲駅に到着、最初の試練は「トイレ行列」
2025年、大阪・関西万博。ついに家族で訪れる日がやってきました。最寄りの夢洲駅に着いたのは朝9時45分。駅の構内は既に来場者であふれ、遠足気分の子どもたちや観光客のワクワクした様子があちこちで見られました。
そんな中、うちの子が「トイレ行きたい」と言い出したのですが、向かった先には長蛇の列が。特に女性トイレは15人以上が並んでいて、順番待ちに15分以上かかる始末。これには少し驚きました。「並ばない万博」というふれこみとは裏腹に、到着してすぐの行列に出鼻をくじかれる形に。
ただ、これは私たちだけでなく、周囲の家族連れも同じような状況。小さなお子さんを抱えて焦る保護者の方々が多く、改めて「トイレ行列=最初の関門」だと実感しました。やっぱりこういう時、事前にトイレの場所と混雑時間を把握しておくのは大事です。
トイレを済ませ、時計を見たら既に10時10分過ぎ。想定よりだいぶ出遅れてしまいました。急ぎ足で入場ゲートへと向かいます。
2. 入場ゲート到着と突然の待機指示、そして雨
入場ゲートに向かうと途中で分岐が出てきました。9時、10時、11時と予約した時間で別れていきます。なるほど。こうやって予約取れた時間でお客さんを分けて入場させているのね。私は10時なのでその分岐へ進みます。しばらくすると人込みにぶつかり前に進まなくなります。あれ、10時組なのに入れないの?
ちょうどその時、場内スタッフから「入場制限中です」とアナウンスが。時刻は10時17分。前方の列が完全にストップし、皆一様に困惑した様子。しばらくするとスタッフが拡声器で「混雑緩和のため、しばらくお待ちください」と説明を始めました。
その瞬間、空がにわかに暗くなり、大粒の雨が落ちてきました。これには本当に参りました。傘を持っていない人たちは慌てて荷物を頭にかざしたり、レインポンチョを着始めたりするなど、軽いパニック状態。私たちは折りたたみ傘を用意していたので何とかしのげましたが、やはり梅雨時期の来場は天気との勝負ですね。
列はなかなか進まず、入場再開までに10分以上足止めされました。外で雨に打たれてに並んでいるのはかなりつらい展開でした。
3. 空港並みに厳しいセキュリティチェック
ようやく列が動き始め、私たちはセキュリティチェックへ。ここがまた驚くほど本格的でした。まず荷物は空港と同じくX線検査機に通し、金属探知ゲートも通過します。さらに持ち込みの飲み物は、機械で内容物のチェックがかかりさらに「その場で一口飲んでください」と指示され、これがなかなかの緊張感。
明らかに空港並みの厳格さです。万博という大規模イベントであり、国内外から多くの人が集まるため、このくらいのセキュリティはやむを得ないと感じました。飛行機は慣れているので、財布や時計はカバンにしまって身軽な状態に。これがお勧めです。
子どもにも同じように「荷物を出してね」「ポケットの中のもの出して」と係員が優しく案内してくれていたのが印象的でした。セキュリティチェック全体としては丁寧ながらスピーディで、全体の回転も思ったより早かった印象です。
4. QRコード入場はスクショ必須!電波が弱い
荷物検査・身体検査を終えると、次はQRコードによる最終チェック。入場チケットは事前にスマホアプリに登録していましたが、自分の分だけです。電波問題をニュースで、夢洲会場周辺は通信環境があまり良くなく、アプリが開かない・QRが表示されないといったトラブルが多発していると聞いていたので。
私の場合は事前にQRコードをスクリーンショットで保存していたので、それを提示してスムーズに通過。スクショでも入場可能と案内されていたので、これから行かれる方は事前保存が絶対におすすめです。(一部古い記事はスクショNGと書かれているのでご注意ください)
また、QR提示の後には本人確認の軽い目視、そしてゲート通過。ようやくこの時点で正式に万博会場の中に入ることができました。時計の時間は11時。まさに「雨と行列の洗礼」を受けた前半戦でした。
5. 会場を横断。未来の都市へGO
今回の万博で予約が取れたのは2つ。「未来の都市」と「三菱未来館」です。前者の予約時間は11時20分から。時間が迫っているため、急いで移動します。
公式サイトには地図が掲載されていますが、特に便利だったのが「デジタルマップ」。自分の現在地が表示されるため、どこにいるのか一目で分かり、移動の目安になります。「未来の都市」は西ゲートのすぐ隣に位置しており、私たちは東ゲートから西ゲート方面へと人混みと、時折強まる雨の中を移動しました。
このとき「これは便利だな」と思ったのが、地面にある黄色の線です。各エリア間をつないでおり、この線に沿って歩けば道に迷うことがありません。分岐点にはエリアの色とアルファベットが記されていて、案内として非常にわかりやすく感じました。
移動中まず目に入るのがミャクミャク、人だかりできて大人気。大屋根リングはまじかで見ると圧巻です。さすが世界最大の木造建築。今日のような雨の日には雨宿りができる場所として活躍してます。白い四角いオブジェ、遠目にはそう見えました。近づくとこれ車いすを合わせてタイヤ部分に鏡がついている。これは意味を考えさせられます。
さらにすすむと、吉本興業やガンダムのオブジェが見えましたが、時間がなかったため写真だけ撮って先を急ぎます。会場に到着すると予約確認が行われ、確認が取れると専用の列に案内されました。その後、QRコードを読み取って入場完了です。
「未来の都市」では、複数の企業がそれぞれの考える未来社会を展示しており、どれも興味深い内容でした。いくつか参加型のイベントも用意されていましたが、残念ながらすでに満席。後方から眺めるだけとなりました。中でも、水素と二酸化炭素を掛け合わせて作る新たな燃料の展示には特に関心を持ちました。
▶ この続き(後編)では、昼食エリアの混乱・パビリオン体験・パレード観賞・オフィシャルショップでの格闘など、後半の実録をお届けします!
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