SBI証券を装った詐欺メールに注意!実例と見分け方、対処法を解説 2025/5/15追記

詐欺メールが届いた実体験

先週のある朝、まだ空も明けきらない午前5時。スマートフォンの通知で目を覚まし、何気なくメールアプリを開いたところ、「【SBI証券】補償制度の適用にはデバイス認証が必要です」というタイトルのメールが届いていました。

「え?この時間に?」と一瞬違和感は覚えましたが、寝ぼけた状態だったこともあり、文面を読み始めてしまいました。内容はとてもそれっぽく、「口座確認のためログインしてください」という案内と、クリックを促すURLが記載されていました。

しかし、すぐに「これはおかしい」と気づくポイントがいくつか。経験的にも、そしてSBI証券をよく使っている自分だからこそ、違和感に気づけたのだと思います。そこで、今回はこの実体験を元に「SBI証券を装った詐欺メール」を見分けるためのポイントと、防止策をお伝えします。

詐欺メールを見分ける4つのポイント

実際に届いたメールの中には、精巧に偽装された箇所が多数ありましたが、次の4つのチェックポイントで詐欺かどうか見極められます。

  1. 送信元メールアドレスが「XXXX@sbisec.co.jp」でない
  2. メール内にWEBサイトへのURLが直接記載されている
  3. 送信者名が「SBI証券株式会社」と後株表記になっている
  4. メール内に記載されたリンクのURLが「https://www.sbisec.co.jp/」以外である

このうち一つでも該当すれば、詐欺メールの可能性が高いと考えていいでしょう。特に①②④は、SBI証券の公式HPにも明記されています。③は前回と一緒で相変わらず抜けてます。

本物との比較で明らかになる違和感

今回のメールは、表面的にはとてもよくできていました。文面は丁寧で、日本語も破綻しておらず、ぱっと見た限りでは「それらしい」と思ってしまう内容です。

しかし、冷静になって見ると送信元のドメインが「sbisec.co.jp」ではなく、似たような文字列に偽装されたまったく別のURL。しかも、メールの本文に埋め込まれたリンク先も同様に偽のページでした。

さらに、通常であればSBI証券は深夜や早朝にメールを送ることはなく、朝の5時に届いたという点も、信頼性に疑問を持つには十分な材料です。

2025/5/15追記


今朝また詐欺メールが届きました。

メールタイトルが、
【最終通告】FIDO/デバイス認証未設定の方へ重要なお知らせ
はい。これも詐欺メールです。
SBI証券のサイトでは、義務化してません。あくまでお願いです。
そもそも期限は設定されていません。ものすごく煽ってますが
全くのでたらめです。唯一正しいのは
・デバイス認証の設定
・FIDO(スマートフォン生体認証)の設定
これをして乗っ取られないようにしましょうです。

被害を防ぐための具体的対策

このような詐欺メールから身を守るために、以下の対策を日常的に取っておくことをおすすめします。

  • 公式アプリやブックマークからログインする習慣をつける
  • 不審なメールは開かず、すぐに迷惑メールとして報告
  • メールアドレスやURLを確認し、正規のものと照らし合わせる
  • FIDO認証を設定することで、アカウントを守る
  • SBI証券の公式サイトにて最新の注意喚起をチェック

また、万が一クリックしてしまった場合でも、すぐにパスワードの変更を行い、SBI証券のお問い合わせ窓口に報告しましょう。落ち着いた対応が被害の拡大を防ぎます。


※本記事は筆者の実体験に基づいた内容です。SBI証券の公式な見解や対応については、必ず公式サイトをご確認ください。

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